せどりで収入をゲットするのに、ビックカメラで仕入れを行う際のポイントとは?
せどりで安定した収入を得たいと考えるのなら?
やはり家電関連が挙げられますね。
その理由としては?

それは、春の入学、就職シーズンで新生活を始める人たちの家電の購入や、引っ越しに伴う不要家電の処理、他にも新商品の発売やモデルチェンジが多いなど、様々な形での需要が見込める、ということがあります。
家電関連でせどりを行う際、仕入れ先としては、やはり大手家電量販店が熱いですよね。
様々な大手家電量販店がありますが、その一つにビックカメラがあります。

ビックカメラは、創業当初はカメラ専門のディスカウントストアでしたが、その後、家電・パソコン等の販売に参入し、現在は、高級ブランド品、玩具、酒類、ゴルフクラブ、寝具、自転車など、多彩な商品を取り扱い、さらにアウトレット事業も展開しています。
そこで、ビックカメラで仕入れを行う場合のポイント、メリット、デメリットなどについて考察していきましょう。
★ビックカメラで仕入れを行うメリットは?
ビックカメラの一番の魅力としては何があげられるでしょう?
まずは店舗数が多いことがあります。
駅前の出店が多いことから、主要な駅前にあれば交通の便が良く、売り場面積も広いので大抵の商品はビックカメラで仕入れることができます。
これ以外、ビックカメラで仕入れを行う際のメリットとしては?
それは、独自のポイントカードの活用があります。
ビックカメラが発行している「ビックポイントカード」を提示することで、購入金額に応じたポイントを貯めることができ、貯まったポイントを次回の精算時に現金の代わりに使用することで、より安く仕入れが可能となります。

ヨドバシカメラと同様の現金支払10%ポイント還元は、かなりのお得と言えるでしょう。
また、「ビックポイント機能付ケータイ」サービスもあり、専用アプリをダウンロードし、店頭で手続きすれば、専用のレジで携帯電話によりビックポイントカードが利用できます。

さらに、ビックカメラが発行するクレジットカードでも、ビックポイントカード機能が搭載された提携カードがあります。
ビックカメラのカードによるポイントは、子会社のソフマップやコジマデンキで仕入れをしても貯まる、ということも知っておくと良いでしょう。

ソフマップ、コジマデンキ、いずれも独自のポイントカードがありますが、親会社のビックカメラのポイントカードを作っておけばビックカメラ、ソフマップ、コジマデンキのどこで仕入れをしてもビックカメラのポイントを貯めることができるのです。
コジマの場合、ゲーム関連が安く、最終処分特価、などの値札が貼られているゲームソフトに注目すると良いでしょう。

もう一つ知っておいたほうが良いこともあります。
家電量販店でクレジットカード払いを利用すると、ポイント還元率が下がる事が多く、通常は10%ポイント還元なのがクレカを使用した場合8%となります。
2%でも、長い目で見れば結構大きいものです。
でもビックカメラの場合、ビックsuicaカードを使用すれば、ポイントダウンが無くなります。

せどりで、年間100万円以上仕入を行うとすれば、2%ポイントダウンを防ぐことで2万円を浮かせることができることになります。
この他、クーポンによってはポイントアップクーポンもあるので活用することです。
最近人気のPaypayやLine Payも使えるなど、キャッシュレスブームの波にいち早く対応している店舗、というわけですね。

これ以外、せどりでも、ビックカメラ独自の注目ポイントとして、まとめ買いの需要に応える「まとめ買いアドバイザー」を導入した店舗がある、というところがあります。
これを活用すれば、アドバイザーと一緒に各販売フロアを廻りながらトータルにコーディネートを行い、会計も最後にまとめて行うことができます。
このシステムは19店舗で導入し、原則として電話またはWebによる事前予約が必要なので、事前に確かめるとよいでしょう。
他にも、詳しい商品情報を求めるお客への対応として、販売部門ごとに知識・経験の豊富な店員を「専門販売員」として配置している、というのも知っておくと良いでしょう。
左腕に付けた緑色の腕章が目印です。
こうしたところで商品購入の姿勢を強くアピールすれば、値引き交渉にも応じてもらえる可能性があります。
これ以外、ビックカメラによるせどりで、他の店舗にないメリットがあるのでしょうか?
実はまだあります。
ビックカメラは、家電量販店としてはヤマダ電機に次いで業界第2位となっています。
このため、ヤマダ電機と比べれば、あまり仕入れのメリットはないのでは?と思うかもしれません。
ただ、ビックカメラは大都市の中心部の駅前のほか、駅ビルや駅ナカも含めた鉄道駅前の乗降客をターゲットに出店を行う、レールサイド戦略を取っています。
そこで、普段他の仕事をしていても、仕事帰りなどにビックカメラに立ち寄ってササっと仕入れを行いやすいものです。
勿論仕入れ目的でなくても、店舗に立ち寄りやすいことから、こまめにバーゲンなどの情報を得やすいものです。
また、ビックカメラはお酒類、玩具、高級ブランド品、自転車、ゴルフクラブ、寝具など多彩な商品を取り扱っているのにも注目することです。
そこで、家電以外でも様々な商品を、せどりのために仕入れることが可能です。
店舗によっては、玩具類の商品が充実しているところもあるので、こうした店舗だと玩具類のせどりのための仕入れに活用できます。
クリスマスなどのシーズンごとに様々なセールもやっているので、こまめに情報をチェックするとよいでしょう。

他にも、防災グッズ、ゲームソフト、書籍など、結構色々な商品を取り扱っている店舗もあります。
このような店舗の場合、家電のジャンルと異なる商品だと売れ残ってしまう可能性が高まることから、値下げがされていることが多いものです。
こうした店舗も結構仕入れの穴場となるでしょう。
★ビックカメラで、せどりのための仕入れを行う際のデメリットは?
ビックカメラで仕入れを行う際のデメリット、というよりも注意点として、最近はビックカメラに限らず家電量販店全てで、せどり目的のための大量仕入れに結構厳しくなってきている、ということがあります。
場合によっては、明らかにせどり目的と見られた人に対しては販売を断るケースもあります。

特に特価品だと、ポイントカードの購入履歴を確認し、1人1個限りの商品を複数購入していることが発覚すると、厳しく対処される恐れもあります。
このため、会員証を使う際、会員証には全ての購入履歴が残ってしまう、ということは頭に入れておいたほうが良いでしょう。
ある、せどりを行っている人の経験を紹介すると、
「しばらく会員証明を使わないで仕入れを行っていたのですが、大分ポイントが貯まっていて勿体ないと思い、この際全部使ってしまおうと、会員証を出したところ、“ビー”とエラーが出てしまいました。
あげく店員から、申し訳ありませんがお客様は通常のお客様の何倍もの量を購入されているようですね、と言われてしまい、不審に思われて買い物ができなくなってしまいました」

やはり、最近は家電量販店でも、せどり目的の大量仕入れに対して厳しくなっていることがわかりますね。
特に、ゲーム関連の場合、転売対策を行っている店が多いようです。
これ以外にも、ビックカメラで商品を大量に仕入れていたら、とうとう大量仕入れが会員カードの購入履歴で発覚し、結局全国のビックカメラで出入り禁止になってしまった、という体験談もあります。
こうしたことから、特にバーゲン商品などの場合、元々ポイント還元率は低いことからポイントカードや会員証は使わずに購入するなど、カード、会員証を使うタイミングを考慮することが大事でしょう。
これ以外、ビックカメラでせどりのための仕入れを行う際の、他の家電量販店と比べてのデメリットとしては、やはり、ヤマダ電機などと比べれば商品の値引き率が低い、ということがあるでしょう。
ビックカメラの場合、駅前の店舗がほとんどなので店員が多く、リサーチしにくい、という声もあります。

また、他の大型家電量販店と比べても、処分品が少ないのでは?という声も聞かれます。
在庫処分セールも少ないことから、仕入れのための資金が乏しい場合大量仕入れが難しくなり、また、仕入れても、不良在庫として売れ残ってしまったらどうしよう、という不安の壁を乗り越えなければいけません。
他にも、デメリットというよりも知っておいたほうが良いこととして、ビックカメラsuicaカードは、チャージできる金額は20,000円まで、ということがあります。
ビックカメラsuicaカードはポイント還元率が高いのが魅力ですが、チャージできる限度額が20,000円までとなっているため、20,000円を超えた差額に対しては、10%還元対象商品でもポイントの還元率は8%になってしまうのです。
また、suicaのJREポイントの場合0.5%になるため、20,000円を超えた場合、合わせて8.5%の還元率になるのです。
これに加え、例えばビックポイントが1,000ポイント、JREポイントが1,000ポイント貯まっていたとして、2,000ポイントをビックカメラで使おうとしても、ビックカメラで使用できるポイントは1,000ポイントとなる、ということも知っておくべきです。
JREポイントをビックポイントに交換することも可能ですが、交換は1000ポイント単位からで、しかも手続きに1~2週間くらいかかります。
ビックカメラからの仕入れの、知っておくべきノウハウは?
ビックカメラの場合、家電製品は値引き率が低く、あまり仕入れのメリットがないのでは?と思うかもしれませんね。
それでも、ビックカメラ独自の注目ポイント、ノウハウがあるものです。
★ワゴンセールを見逃すな!
まずは、ワゴンセールに注目してみることでしょう。

ビックカメラの場合、クリーナークロスやプリンター用インクなど、家電関連の小物ワゴンセールで、結構掘り出し物が見つかることが多いものです。
中には投げ売りに近い商品もあり、時には、オッ!と思うような商品が見つかることもまれにあります。
こうしたワゴンセールの状況をこまめにチェックすれば、激安価格で大量仕入れも可能となります。
何度か店舗に通えば、ワゴンセールで大量に商品が安売りされるタイミングを把握できるようになります。
タイムリーにワゴンセールで良い商品が見つかれば、ササっと仕入れを行い、他の店舗に行くこともできます。
★赤札商品にも注目!
季節物の家電の場合、赤札がつけられてかなりの安値で売られていますので、こうした赤札商品も見逃さないことです。
夏場なら夏用の家電製品、冬場は冬用の家電製品といったように、季節毎に売れている商品の中で赤札が付けられている商品を確実に仕入れるようにしましょう。

★株主優待券の有効活用も
株主優待券を活用すれば、値引きとは無縁の商品でも安く購入することが可能となります。

このため、株主優待券も大いに活用のしがいがあるものです。
株主優待券を入手するには、一定の株式を手に入れて株主となる必要があります。
株主になるのに必要な株式の購入数は会社ごとに異なりますが、会社のホームページで必要な株数を確かめることができます。
★車がなくても、ビックカメラなら大丈夫
また、ビックカメラの場合、一定金額以上の商品を購入することで、無料配送を行ってくれる店舗もあります。
郊外の店舗の場合、車で行く必要があり、大量仕入れだと車に商品を持ち込むのにも手間がかかる、というデメリットがあります。
街の中心地にある店舗だと、渋滞に巻き込まれたり駐車代がかかったりすることもあります。
これに対し、ビックカメラは駅前の交通の便が良い立地にある店舗が多いことから、普段他の仕事をしていて、仕事帰りに立ち寄ってせどりのための商品の仕入れを行い、配送も無料で行ってもらえます。

このように手軽にせどりができる、というのも独自のノウハウ活用法でしょう。
これ以外、ビックカメラの決算時期にも注目することです。
家電量販店の場合、決算時期は在庫処分を行う時期でもあることから「在庫処分」「現品限り」などと銘打った商品が数多く出回るので、仕入れにふさわしい時期となります。
ビックカメラの場合、他の家電量販店とは少し時期が違い、8月が決算期となっていますし、また、8月は家電製品でもモデルチェンジの時期であることから、8月はお買い得の商品を見つけやすいものです。

★店舗に実際に行って、安い商品を見つけるコツは?
ビックカメラの場合、狭い売り場を有効に活用するためか、壁、柱などにも商品を並べ、商品を大量に陳列した売り場作りも一つの特徴です。
携帯電話のコーナーにBluetoothスピーカーがあるなど、中には商品の範疇を超えた展示を行っているところもあります。
このため、店舗をこまめに歩くことで、思わぬ商品を見つける可能性もあるのが魅力でしょう。
店舗に行った際は、商品が並べられている棚の一番上と一番下をチェックしてみましょう。
商品を陳列する際、売れる商品は客の目につきやすい、目の高さから腰あたりの位置に並べるものです。
このため、逆の見にくい上の方や下の方に、あまり売れない商品を並べていることが多いものです。
そこで、棚の上、下のほうをチェックしてみると、安売りされている商品が見つかり、中には掘り出し物もあるかもしれません。

これ以外にも、棚と棚の間にある側面コーナー(エンド)や、店の隅っこ、奥のほうなど、あまり目立たないところ、客の目につきにくいところにも、掘り出し物の商品が並べられていることがあるので、こまめにチェックすることです。
まとめ
ここまで、家電のせどりで収益を得るのに、ビックカメラで仕入れを行う際のポイント、メリット、デメリットをいろいろと挙げて来ましたが、まとめてみましょう。

ビックカメラは駅前の交通の便が良い立地にある店舗が多いので、仕事帰りなどに立ち寄って仕入れができるなど、仕入れがしやすい。
購入数量によって無料配送してもらえるので、車がなくても大量仕入れが可能。
ビックカメラ独自のカードを利用してポイントを活用することで、より安く仕入れが可能。
まとめ買いアドバイザー、専門販売員との交渉で、値引きにも応じてもらえる可能性がある。
お酒類、玩具、高級ブランド品、自転車、ゴルフクラブ、寝具など多彩な商品を取り扱っているので、家電以外の商品も仕入れができる。
こうしたところがあります。
これ以外にも、ビックカメラで仕入れるのに押さえておくべきポイントをいくつか挙げてみましょう。
★バーゲン情報をチェック
利益を上げるには、やはり出来るだけ安い価格で商品を仕入れなければいけません。
できるだけ定価よりも安く商品を仕入れるには、まずはセールを活用すべきでしょう。

家電量販店が行っているセールとしては、
主なセール
- ・年末バーゲンセール
- ・決算特別期セール
- ・在庫一掃セール
- ・新規オープンセール
- ・閉店セール
こうしたものがあります。
年末バーゲンセールは、たいていクリスマスの時期から始まるので、この時期のチラシ、Web情報をチェックすることです。
決算特別期セールは、ビックカメラの場合、中間決算が2月、決算が8月なので、お盆の時期の決算セールの情報をチェックするとよいでしょう。
また、8~9月の時期はニュー・モデルを発売する家電メーカーが多いため、旧型のモデルは大幅に値下げされてセールに出されることが多いものです。
在庫一掃セールは、特に都心の大型店舗だと、展示品などの在庫処分品が限定特別価格で販売されることがあります。
しばらく店頭に展示されていて、少し色褪せた感じの商品などですが、商品によってはかなりの値引きが行われていることもあるので、価格、状態をよく確かめ、仕入れるかどうか判断することです。
逆に、展示品でも新品と変わらないような商品が見つかることもあります。
これ以外、Web限定で店頭展示品の在庫一掃セールが開催されることもあります。
既に生産終了した商品でも、意外と人気があってプレミアム価格がつくことがあるので、こうした情報もこまめにチェックしましょう。
とにかく大量に仕入れを行いたいのなら、アウトレット店に行くのも一つの方法で、ビックカメラでもいくつかアウトレット店があります。

また、オンラインストアでもカテゴリー一覧に「アウトレット」があるので、ここでアウトレット商品を見つけることができます。
中でも生産終了品に注目してみると良いでしょう。

新規オープンの店でもオープン記念の特別価格で仕入れることができますし、閉店の場合、在庫一掃のため大幅な値下げを行うものです。
ビックカメラでも新規オープン、閉店の予定の情報をこまめにチェックしましょう。
展示品を転売する際の注意点
参考までに述べておきますが、展示品をAmazonなどで出品する際、例え新品同様の商品でも新品として出品できない、ということは頭に入れておいたほうが良いでしょう。

中には展示品でも新品として出品している人もいますが、これはAmazonのポリシー違反であり、展示品を新品と銘打って販売していることが発覚したらアカウントが停止される恐れもあります。
このため、展示品の場合、あくまで展示品であり状態はほぼ新品同様、などと明記しておくことです。
★店員との値引き交渉も
商品をできるだけ安い価格で購入するには、ある程度価格の交渉術も身に着けておくことです。

値引き交渉を行うには、結構粘り強さが必要なのでは?と思うかもしれませんね。
「これ、高すぎるみたい。もう少し安くなりませんか?あんまりお金もないし、何とか頼みます。ねえ!ねえ!」
こんな感じですね(笑)。
でも、値引き交渉を行うには、粘り強さや、特別な交渉術は必要ありません。
あまり難しく考える必要はなく、店側にもある程度ノルマがあるため、店員に「もうちょっと安くなりませんか?」と聞くだけでも、意外と値引きに応じてくれることが多いものです。
提示された金額で購入するのも良いですが、交渉に慣れてくれば、さらにもう少し粘ってみると、より値引きしてもらえるかもしれません。
また、店員と仲良くなると、在庫の状況や、新規入荷の商品の情報なども教えて貰える可能性があるので、常連客となり、店員と仲良くなっておくのも大事です。
★複数の店舗の価格をチェック
同じビックカメラでも、店舗によって品揃えや店員の人柄が違ってくるものです。

このため、できるだけ複数の店舗を見て回り、自分が売りたい商品が揃っているか、店員とうまく値引き交渉ができるかなどを確かめ、自分に合った仕入れ先を確保しておくようにしましょう。
最後に、やはり、ビックカメラでも、店舗ごとに特徴があるため、特徴をよく把握し、店舗に応じた仕入れのコツを掴むのも大事、ということになるのです。
いかがでしたでしょうか?
今回はビックカメラでのせどり術についてお話していきました。
ご参考いただけましたら幸いです。