せどりで、ドン・キホーテから仕入れて利益を上げるには?


せどりで利益を得るには、まずは出来るだけ安い価格で仕入れを行うのが大事ですね。


では、安い価格で仕入れが可能なところと言えば?


激安価格の店と言えば、やはりドン・キホーテが思い当たります。



そこで、ドン・キホーテからの仕入れによるせどりで、利益を得るためのコツ、ノウハウ、またメリット、デメリットなどを考察してみましょう。



ドン・キホーテからの仕入れで、注目ポイントと言えば?


ドン・キホーテは、関東地方を中心に、全国の都市部で総合ディスカウントストア、また総合スーパーを展開しています。


取り扱っている商品として、パーティー用品やバラエティー雑貨などが人気ですが、他にも食料品、お酒、化粧品、日用品、衣料品、さらに家電製品、カー用品、インテリア、レジャー関連、他にも携帯電話本体および関連商品、アクセサリー、ブランド品、アダルト関連など実に多彩な商品を取り揃えています。


Amazonなどのネット通販の利用者が増えている中でも、ドン・キホーテの場合、熱心なフアンが多いようですが、それは何故なのでしょうか?


あるドン・キホーテの常連客によれば、


「ドン・キホーテに行くと、特に買いたいものがあったわけではないのに、つい長居してしまい買ってしまうのです。不思議な魅力がありますね」


こんな声があります。


また、


「普段は衣料品、食品や衣類をよく購入していますが、ドン・キホーテに行くと、迷路のような空間で掘り出し物を見つけることもあり、買うつもりでなかったものを購入することも多いのです。こんな買い物のワクワク感があって楽しいですね」



こうした声も聞かれます。


ドン・キホーテの場合、週末や休日の深夜に行くと思わぬお宝商品に巡り合えることが多いようで、特に深夜は“危ない時間帯”とも言われているようです(笑)。


ただ、店舗によって取り扱う商品でも、多少メインとなるものが異なり、駅前の店舗など、駐車スペースの確保が難しい店の場合、食料品、雑貨、日用品など持ち帰りやすい商品の比率が高く、郊外型の駐車場がある店舗の場合、大型の製品など車で持ち帰ることができる商品比率が高い傾向があるようです。


また、百貨店、スーパーをドン・キホーテに改装した店舗だと、以前の業態のレイアウトを維持しているので生鮮食料品の比率が高いみたいです。



ドン・キホーテならではの仕入れのメリットは?


ドン・キホーテの店舗の特徴として、たいていの店舗はフロアごとに取扱商品が分けられていますが、「圧縮陳列」と呼ばれる陳列方法を採用しているところがあります。



店内には隙間なく商品が並べられ、あたかも迷路のようで、店舗によっては階段の壁にまで商品を並べたり、店舗外の敷地でも空いたスペースがあれば、そこまで商品を陳列しているところもあります。


このため、欲しい商品を探し出すのに宝探し的な要素もあり、思わぬ商品に巡り合える可能性があるのも魅力でしょう。


せどりを始めたばかりの人だと、まだ資金が少ないことが多いでしょうが、ドン・キホーテは低価格の商品が多く並べられているため仕入れが容易で、せどりを始めやすい、というのも大きなメリットです。



店舗ごとの価格にも注目!


ドン・キホーテの場合、価格を決定するのに担当者、もしくは店長、地域マネージャーなどの判断に広く委ねられている、というのも注目でしょう。


このため、同じ商品で同じ市町村内でも、店舗ごとに価格が異なっている、というケースがあるのです。


複数の店舗を対象とした店頭チラシを配布する際は協調価格が設定されますが、それでも、より店の利益に繋がると担当者や店長が判断した場合、チラシの価格以下に値下げすることが会社側から容認されています。


ただ、ドン・キホーテのプライベートブランド「情熱価格」商品に関しては、季節商品などで在庫処分するなど事情があるケースを除き、各店舗共通価格となるようです。



他にも、店舗によってはロープライス保証商品というものもあります。



これは、商品を購入後、ドン・キホーテの他店舗も含め、より安い価格で販売されていたのなら、差額を返金する保証制度です。


POPに小さい文字で「他店圧倒!」や「地域最安値にも挑戦!」と記載されているのが目印です。


こうして見ると、ドン・キホーテの場合、各店舗をこまめに回ることで、より安い価格での仕入れが可能になる、ということがわかりますね。


これ以外にも、ドン・キホーテの営業時間は、開店時間が午前9時~11時で、閉店時間が深夜3時から5時と長時間にわたる営業で、中には24時間営業の店舗もあり、仕入れを行うのにも、自分にとって都合の良い空いた時間に行きやすい、というメリットもあります。



ドン・キホーテから仕入れを行うのに押さえるべきポイント、コツ、ノウハウとは

ドン・キホーテで、見逃せない商品と言えば?


ドン・キホーテの店舗に行くと、様々な値引きの広告、POPが目に付きますが、果たして、どの商品が本当に安いのか、どの商品を仕入れるべきか、判断に迷ってしまいますね。


ここで、元ドン・キホーテの販促ディレクターだった人からの、少しばかり耳寄りな情報を紹介しましょう。


この人の話では、POPに「驚安」と書かれたもの、段ボールにマジック書きのPOP、ラミネートされたPOPの上に紙が貼られているPOPが狙いどころだそうです。



また、時間限定の商品も狙いどころでしょう。


役人クラスの人が帰った後の深夜の時間帯に激安商品を作って販売したこともあったそうで、こうしたところでも、価格の設定に関しては現場に任せる自由な社風というのがわかりますね。


驚安コーナーは、屋根がない屋外や、レジを抜けたところなど、お客があまり立ち寄らない一角でかなり安値の商品を見つけることができるみたいです。


店によっては、何と!8割以上オフの商品が出たこともあるそうです。


ただし、値引きの設定の仕方、傾向などは店によって異なるため、自分が仕入れ先として選んだ店舗にこまめに通い、値引きの傾向を把握すると良いでしょう。


また、驚安、時間限定の商品の場合、やはり、あっという間に売り切れてしまうことが多いので、迷わず購入する、という姿勢も持っておくことです。


「先着3名様限定」といった商品を仕入れることが出来れば、かなりお得となります。


最近は、あまりPOPを出さない店舗もあるようですが「大量仕入れに成功!」「売れ残り商品の大放出!」といった表示の商品も注目でしょう。


これ以外、意外と見落としがちなのがショーケース内の商品です。


ショーケースの中は他のせどりのライバルも見落とすことが多いものです。



展示品でも、ショーケース内の商品は、新品同様のものが多く、高値で販売できるので、利益も出やすくなります。


他にも見落としがちな穴場として、あまりお客が行かないような隅っこの棚や、棚の一番下の見えにくいスペースがあります。


さらに、商品が乱雑に置かれているところや詰め込まれている棚も見落とさないことです。


こうしたスペースも、他のせどりのライバルが気づかない掘り出し物が隠れていたりするものです。


ドン・キホーテの商品を色々チェックしてみると、あまり聞かない名前のメーカー商品や、他で見かけない変わった商品も結構見つかります。


このような商品の場合、まずはバーコードリーダーでリサーチするなど、いろいろリサーチしてみることです。


中には、Amazonなどで意外と高値で売られている商品もあったりします。


そのような商品だったら他のせどりのライバルも気づいていないことが多いので、利益を上げやすくなります。



ドン・キホーテの情熱価格にも注目!


ドン・キホーテは、2009年から「情熱価格」というプライベートブランド商品も取り扱っています。



お客の要望やこだわりを、出来る限り低価格で実現するプライベートブランドがあっても良いのではないか、というのがコンセプト。


国内外に優良な受託生産メーカーが数多くあることから、こうした優良企業と提携し、お客に提供する努力を惜しまなければ、必ず新しいプライベートブランドのモデルを構築できるはず、という思いで生まれたものです。


「情熱価格」第1号商品の690円ジーンズは「ジーンズの顔なので、絶対に刻印を付けてください」というサンプルを見た一人のお客のこだわりを反映し、開発担当者とパートナーメーカーの熱い情熱により、ボタンの刻印を実現したものです。


現在、食品、家庭雑貨、キッチン雑貨、美容・健康、衣料品など、様々な分野の商品が揃っています。


ドン・キホーテからのおすすめ商品としては、4Kチューナー内蔵QLED液晶テレビ、ビジネス&キャリーバッグ、3WAYワイヤレスイヤホン、縦でも横でも使えるTV用スピーカー、などがあります。


商品はもちろん新品なので、利益率が高い商品が1つでも見つかれば、同一商品を複数点仕入れることが出来ます。


棚にある商品の数が少なくても、店員さんに聞けば、倉庫から在庫商品を探してきてくれる場合もあります。



カード、クーポンの有効活用も


ドン・キホーテには、チャージ式電子マネーのmajicaカードがあります。



購入の際、このカードを利用すると、購入ごとにポイントがつき、1,000円チャージする度に10ポイントが付加されます。


さらにドン・キホーテ公式アプリ「majica」と連動させると、購入履歴の確認や、割引クーポンが発行されます。



また、携帯電話向けのドン・キホーテ会員サービス、クラブドンペンモバイルに「majica」の会員情報を登録すると、割引クーポン、ポイントがもらえ、他にも会員向けランク特典があります。



しかも、majicaのプラチナ会員になると、サンプル等の商品が無料で貰える、という特典もあるのです。


購入金額の累計が200万円以上でプラチナ会員になることができますが、ドン・キホーテで仕入れを行っていたら200万円を超えるのもさほど難しくないでしょう。


これ以外、ドン・キホーテの公式LINEアカウントと友だちになることでも割引クーポンがもらえます。


ドン・キホーテはVISA、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブカード、JCB、MasterCardなどのクレジットカードが使えますが、クレジットカードと電子マネーの「majica」が統合されたmajica donpen cardというクレジットカードもあります。


このカードを使えば、通常の買い物でもmajicaポイントが貯まり、貯まったポイントはドン・キホーテでの支払いにも使えます。


これに加え、税込1,001円以上購入すると、会計金額の1円単位を最大で9円までカットされ、さらに、家電製品、ブランド品の一部が会員価格で購入できる、1年間の購入金額によって特典が受けられる、などの特典が付いています。


電子マネーも、楽天Edy、iD、QUICPay、PiTaPa、Suicaなど、多くの電子マネーに対応し、Suicaのような交通系電子マネーも使え、電子マネーの支払いでもポイントが貯まるカードがあります。


ただ、使える電子マネーは店舗によって多少異なるので事前に確かめると良いでしょう。



決算時期、年末のセールも活用


他の店舗同様、ドン・キホーテでも決算前は多少利益を度外視し、商品を値下げして売上を上げようとすることが多いものです。



ドン・キホーテの場合、決算期は6月となっています。 また、決算発表は8月中旬、第2四半期決算発表は2月上旬となっています。


決算時期の6月の時期はさらに驚安価格の商品や投げ売り商品が増える可能性が高くなります。


これ以外、11月の半ばごろから1月末まで年末年始のセールが始まり、この時期はお客の購入単価も上がるので、高額商品が一気に安くなるものです。


Amazonなどでも商品需要が増えるので、ドン・キホーテからの仕入れによるせどりでも稼ぎ時となります。


年明けは、冬物最終クリアランスを行う店舗が増えますが、衣料品以外に冬物家電系の商品も最終値下げ価格になっているのでチェックすることです。



ドン・キホーテからの仕入れによるせどりのデメリットとは?


ドン・キホーテは激安価格で仕入れが可能なのが魅力なのですが、一方で、せどり初心者には難しい、という声もあるようです。


それは何故なのでしょうか?


デメリットも含めて、ドン・キホーテからの仕入れによるせどりの注意点などを考察してみましょう。


まず、ドン・キホーテの店舗内は所狭しと商品が並べられているのですが、その分、商品が雑多に並べられていて、目当ての商品を見つけにくい、ということがあります。



店内には、あちこちにカラフルな広告、POPがあって目移りしてしまい、店内をいろいろと回ってみても、堂々巡りしてしまいそうで、慣れていないとストレスが溜まってしまうかもしれません。


せどりを始めたばかりの人で「ドン・キホーテに仕入れに行ったのだけど、商品を見て回るだけで疲れてしまい、結局何も仕入れることができなかった」という体験談も聞かれます。


このため、自分が仕入れのために利用する店舗を決め、何度か通って店舗の特徴、利益を上げやすい商品を見つけられるコツを把握することが大事です。


せどり目的の場合、玩具、電気ヒゲ剃り、電動歯ブラシ、ドライヤー、生活家電、デジカメ、ビデオカメラ、健康&美容関連、スポーツ用品、水筒&キッチン用品などに的を絞って商品を探すようにすると良いでしょう。


その中でも、今日は健康&美容関連、スポーツ用品だけ、というようにさらに的を絞るようにすれば、商品を探しやすくなります。


また、ドン・キホーテはせどり目的で来店する人が多いことからライバルも結構多く、特に広告の品や在庫処分品などはライバルの数が増え、価格の相場が下がる可能性もあることから、仕入れる数量に注意し、仕入れを慎重に行う必要が生じる場合もあります。


特にプレミアム価格の商品は、急に価格が下がる可能性もあるので、同じ商品を仕入れる時は注意が要ります。


店舗によってはせどり対策を導入したり、インストアコード(店独自のバーコード)を使っている店も多くなっているようです。


中には、価格のリサーチをしているだけで注意されたり、せどり行為自体を禁止している店舗もあるみたいです。


店内であからさまに商品のスキャンをしていて、店員から怒られて店を出されてしまった、という話を聞くこともあります。



こんなときは、きちんと謝るべきですが、やはりモラルを守って節度のある行動を心掛けるべきです。


モラルを守らないと、他の一般客にも迷惑をかけることになりますからね。



価格で注意すべきところは?


ドン・キホーテの場合、確かに低価格の商品が多いのですが、ただ、輸入品には少しばかり注意したほうが良いでしょう。


驚安価格のPOPが付いていても、輸入品の場合、業務スーパーや輸入品中心のディスカウントストアと比べ、それほど安くない商品もあるようです。


例えば、輸入品のお菓子で缶入りではなく箱入りのものなどは、あまり安いとは言えないみたいです。



これ以外、限定価格の商品も確かに安いものが多いのですがが、2点目以降は価格が割高になる、という注意書きが記載された商品もあるので、少しばかり注意が必要です。


まとめ


いろいろと魅力の多いドン・キホーテですが、ドン・キホーテからの仕入れによるせどりのノウハウ、ポイント、注意点などについてまとめてみましょう。


ドン・キホーテは、食料品、お酒、化粧品、日用品、衣料品、さらに家電製品、インテリア、レジャー関連、携帯電話関、装身具、ブランド品など、実に多彩な商品が揃っていて、せどりでも、自分が扱いたい商品、得意な商品を選びやすくなっています。


店舗内は「圧縮陳列」と呼ばれる陳列方法を採用し、隙間なく商品が並べられ、店舗によっては階段の壁や通路の奥、店舗外の敷地の空いたスペースなどにまで商品を陳列しているところもあります。


商品を探し出すのに宝探し的な楽しみもあり、思わぬ商品に巡り合える可能性があります。


価格面でも、価格の設定は担当者、もしくは店長、地域マネージャーなどの判断に広く委ねられ、驚安、時間限定などと銘打って、時には驚くほどの安値で売られていることもあります。


ドン・キホーテは営業時間も長く、24時間営業の店もあり、特に深夜の時間帯は安値の商品に巡り合える可能性が高くなるようです。



ただ、店舗によって価格設定が異なり、商品ごとの値引きの傾向、曜日、時間帯によっても安売りセールの傾向が異なってきます。


このため、自分が通える範囲内で各店舗をくまなくリサーチし、店舗ごとの価格の特徴を把握するのが大事です。


ある程度の期間、店舗を調査することで店舗の特徴が把握でき、安く仕入れるためのコツ、タイミングがわかるようになるでしょう。


激安価格で知られているドン・キホーテだけに、せどり目的で来店する人も多く、ライバルも多いものです。


人気の商品や在庫処分品などの場合、せどり目的で購入する人も増え、価格の相場が下がる可能性もあります。


こうしたことから、商品によっては仕入れる数量に注意する必要があります。



最近は、ドン・キホーテでも店舗によってはせどり対策を導入しているところがあるようです。


インストアコード(店独自のバーコード)を導入し、検索ツールに引っかからないようにしている店も多くなり、中には、せどり行為自体を禁止している店舗もあります。


店内で、あからさまに商品のスキャンをしていると、店員から注意される恐れもあります。


ドン・キホーテからの仕入れによるせどりでも、やはりモラルを守り、他の一般客にも迷惑をかけないよう節度のある行動を心掛けるのも大事なのです。


以上がドン・キホーテでの仕入れする際のノウハウとなります。


少しでも皆さんのお役に立てる情報があれば幸いです。