大枠の概要
ヨドバシカメラは、東京を中心に全国に二十数店舗チェーン展開をしている家電量販店です。
東京以外には、京都、仙台、福島、栃木、新潟、名古屋、博多等にもあります。
おまけにヨドバシカメラとはいっても、販売商品はカメラだけではありません
よ。
その点知らない方には誤解されやすいのですが、販売ランキングではヤマダ電機やエディオン等に次ぐ第3位の実績を誇っているのです。
驚きですね。
また実店舗販売だけでなくネット販売でもかなりの好成績を上げており、アマゾンに次ぐ第2位のネット販売の実績にも驚かされます。
もちろんそうなると、楽天やヤフーショッピングよりも売り上げ実績が上ということになりますね。
ということでそんなヨドバシカメラでせどりをする際に、マスターすべき仕入れのノウハウの数々をご紹介します。

メリットとデメリット
2つの大きなメリット
ヨドバシカメラでは、ネットで商品を注文してから発送までの日数がそれほどかかりません。
この配達日数ですが、お店と同じ市内に在住の方であれば当日発送というケースもありますからね。
そしてポイント還元率が、10%なのも大きなメリットとして挙げることができます。
このポイント還元率に関しては、ネット販売でも同様のことが言えます。
もちろんこうした2つの大きなメリットの他にも、いろんなメリットがありますよ。
例えば通常の家電量販店とは違って、駅前にデカデカと看板を掲げた実店舗が数多くあります。
従って街の郊外にあるような家電量販店とは違って、車がないと行きにくい!というお客さんにも好都合ですね。
それに大型家電は、自宅まで無料配達もしてくれます。
転売に対しては厳しい
ヨドバシカメラは、すでに申し上げたように商品を購入する際には、2つの大きなメリットがあります。
その代わり、転売目的で商品を購入するお客さんに対しては規制が厳しいのです。
ですので、せどり等で大量に仕入れる際にはお店側に悟られないような注意が必要です。
過去にヨドバシカメラが行った転売対策
2019年に京都のヨドバシカメラで発生した事例では、エバンゲリオンのフィギュアの転売対策として「商品名」がキチンと言えるかどうかのテストを行いました。
何せフィギュアを購入するようなマニアだと、当然のことながら商品名が言えるハズ!とお店側も予想したようなのです。
確かに転売目的の人だと、「安く購入して高く転売する」というのが狙いなので商品名なんか言えないかもしれませんね。
そして気になる結果ですが、ヨドバシカメラ側の予想がうまく的中して、転売目的のお客さんは購入することができませんでした。
もはやそうなると、「お客様は神様」という方程式が成り立たないですね。
ネット販売でヨドバシカメラが行った転売対策
過去にあったネット販売の事例では、掃除機を5台とか10台注文したお客さんに対して、注文を受け付けてもらえなかったというケースもあります。
確かに、個人で使うのに5台とか10台も必要ないですからね。
ということで、転売目的として疑われるような購入の仕方はNGということになります。
おまけにその場合、お買い物カートをクリックしてカード決済もうまくいくのです。
ところがその後、受付キャンセルの連絡を受けるハメになるのです。
『仕入れのノウハウ』
ポイントカードでポイント還元をしてもらう
他の家電量販店と同様に、ヨドバシカメラにも専用のポイントカードがあります。
「ゴールドポイントカード」と「ゴールドポイントカードプラス」・「ゴールドポイントカードプラスプレミアム」の3種類です。
これらのカードのうち、年会費が要らないのはゴールドポイントカードとゴールドポイントカードプラスになります。
ポイント還元率でいえば、前者は還元率が10%で後者は11%なので使わないと損ですよ。
ですので、あらかじめポイント還元を予測して商品を仕入れるというのも手ですね。
何せ、80000円の「デジタル一眼レフ」を購入した場合でも、8000円分のポイント還元が受けられるのですからね。
要するに、72000円で購入したのと同じことです。
ポイント還元分の8000円で、他の商品を仕入れることも可能です。
転売目的だと思われないようにする方法
ヨドバシカメラでせどり商品を購入する際の注意点は、転売目的だと思われないようにすることに尽きます。
それではどのようにしたら、転売目的だと疑われないようにするのでしょうか?
それには複数台購入したい場合には、日を変えて購入するとよろしいでしょうね。
その代わり、購入の際にポイントカードを提示すると「個人情報」がすぐに分かってしまいます。
おまけに日を変えて購入しても、ポイントカードに「購入履歴」も記録されています。
従って複数台購入する際には、ポイントカードを使わずに現金払いにするしかありませんよね。
もちろんその他にも転売目的によるキャンセルを受けない方法があります。
それは、法人窓口を利用するという方法です。
ちなみに法人とはいっても、ヨドバシカメラの場合には個人でも法人窓口を利用できますよ。
以下にヨドバシカメラの法人営業部のアドレスを記載しておきますので、ご参考になさって下さい。
https://www.yodobashi.com/ec/support/service/hojin/index.html
せどり向けの値引き商品
どこの家電量販店でも独自の値引き商品用のポップというのがあります。
そこでヨドバシカメラでせどり用の値引き商品を仕入れる際には、「ワゴンに入っている商品」・「ショーケース」・「値引きされたポップ商品」等に注目する必要があります。
また、値引きされた商品を一部の棚に集めているお店もあります。


3月と9月の半月ごとの決済セール
3月と9月は、どこの企業でも半月ごとに決済を行う必要があります。
この決算時に、赤字を計上すると大変なので大安売りをして売上をアップしようと必死に努力をするのです。
もちろんその際には、大幅な値下げポップが張り出されるので買わなきゃ損ですよ。


こうした決算セール以外にも、ヨドバシカメラでは商品の入れ換えを行うための安売りセールをよく行っています。
すでにご紹介したポップ以外にも、「最終価格」とか「在庫限りの大特価」・「値下げしました」・「在庫限りラスト1個」等の誰にでも分かるようなポップ表示で値下げセールが行われます。
ですのでそうしたポップ表示がなされている商品であれば、アマゾンの販売価格と見比べるまでもなく間違いなく安くなっています。
さらには正月の「福袋」についても、ヨドバシカメラの福袋は他店よりも高額の商品が詰め込まれているのでお買い得ですよ。
この福袋セールについては、実店舗の場合1月2日からですが、ネット販売では12月から受け付けているので絶対にお見逃しなく。
ショーケースに入っているフィギュアはプレミア価格が多い
ヨドバシカメラの京都店でのフィギュアの転売対策は、すでにご紹介しました。
こうしたフィギュアは、「プレミア価格」が付いている商品が多いのでヨドバシカメラでも見逃せません。
ですのであらかじめ十分なリサーチが必要です。
もしこうしたリサーチを怠ると、目の前にあるプレミア商品を見過ごすことに成り兼ねません。
その代わりプレミア商品を見つけたからといって、大量に購入するのはNGですけどね。

「ヨドの市」で仕入れる
ヨドバシカメラでは、定期的に「ヨドの市」という大安売りセールを行っています。
このヨドの市では、処分したい商品をワゴン棚に集めて大安売りセールを行っていることがあります。
こうしたヨドの市の情報を予め知っておくと、せどり用の安い商品をより多く仕入れることも可能です。

『まとめ』
今回ご紹介したヨドバシカメラでは、他の家電量販店と同様に独自のポップ表示や安売りセール日さえ把握してしまえば、より安く商品を仕入れることが可能です。
とりわけヨドバシカメラのポイントカードを利用すると、1割引きというのは何よりも有難いですね。
その代わり転売行為に対しては、他店よりも厳しいのでその点は注意が必要ですけどね。
それに2019年から「チケットの不正転売禁止法」が施行されたので、チケットの転売や転売者からの購入も刑事罰を受けるハメになります。
とはいっても、転売目的を明らかに悟られないように商品を仕入れると十分な利益が見込めるので断然オススメです。